へそ温灸療法

2012年4月1日日曜日

根拠に基づいた医療 (EBM)とホメオパシー

和戦両様の構え という言葉があります。成功したときと失敗したときの両方を想定し、和解と開戦の両方の用意をして交渉に臨むことから、思いもよらないものが生まれるということです。理論的なものの見方と感情的なものの見方、或は 数値と感覚 これらの相反するそれぞれをうまく想定して準備することとも考えられるのではないでしょうか。 易しいと難しいはお互いを支え合うように、有ると無いとはお互いを補います。高いと低いはお互いの丈を決め合い、音と声は互いに合わさり調和し、前と後ろは互いの順番を保っています。光があるから影があり、すべてはどちらが欠けても成り立たないのです。

陰陽 - Wikipedia

陰陽(いんよう)とは、古代中国思想に端を発し、森羅万象宇宙のありとあらゆる事物をさまざまな観点から(いん)と(よう)の二つに分類する範疇。陰と陽とは互いに対立する属性を持った二つのであり、万物の生成消滅と言った変化はこの二気によって起こるとされる。

このような陰陽に基づいた思想や学説陰陽思想陰陽論陰陽説などと言い、五行思想とともに陰陽五行説を構成した。

f:id:ryuusuijyoudou:20090212013452p:image陰陽を表す太極図

原初は混沌(カオス)の状態であると考え、この混沌の中から光に満ちた明るい澄んだ、すなわち陽の気が上昇して天となり、重く濁った暗黒の気、すなわち陰の気が下降して地となった。この二気の働きによって万物の事象を理解し、また将来までも予測しようというのが陰陽思想である。

受動的な性質、能動的な性質に分類する。具体的には、闇・暗・柔・水・冬・夜・植物・女、光・明・剛・火・夏・昼・動物・男などに分けられる。これらは相反しつつも、一方がなければもう一方も存在し得ない。森羅万象、宇宙のありとあらゆる物は、相反する陰と陽の二気によって消長盛衰し、陰と陽の二気が調和して初めて自然の秩序が保たれる。

重要な事は陰陽二元論が、この世のものを、善一元化のために善と悪に分ける善悪二元論とは異なると言う事である。陽は善ではなく、陰は悪ではない。陽は陰が、陰は陽があってはじめて一つの要素となりえる。あくまで森羅万象を構成する要素に過ぎない。戦国時代末期に五行思想と一体で扱われるようになり、陰陽五行説となった。

 特徴

  • 陰陽互根

陰があれば陽があり、陽があれば陰があるように、互いが存在することで己が成り立つ考え方。

  • 陰陽制約

提携律とも言い、陰陽が互いにバランスをとるよう作用する。陰虚すれば陽虚し、陽虚すれば陰虚する。陰実すれば陽実し、陽実すれば陰実する。

  • 陰陽消長

拮抗律とも言い、リズム変化である。陰陽の量的な変化である。陰虚すれば陽実し、陽虚すれば陰実する。陰実すれば陽虚し、陽実すれば陰虚する。

  • 陰陽転化

循環律とも言い、陰陽の質的な変化である。陰極まれば陽極まり、陽極まれば陰極まる。

  • 陰陽可分

交錯律とも言い、陰陽それぞれの中に様々な段階の陰陽がある。陰中の陽、陰中の陰、陽中の陰、陽中の陽。

 

陰陽とは、違うものから影響を受け、返す。その繰り返しで、一方の力では思いもよらなかったものが生まれ育ちます。その思いもよらなかった新しいものこそが未来への力なのです。

現在の環境は混沌(カオス)に近づいていますが、まずは自身の健康一番です。和戦両様の構えで物事を想定し見極めて順応すべき時だと言えます。

 

根拠に基づいた医療 (EBM)

ホメオパシー

 

 

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