万(よろず)の事つとめてやまざれば、必ずしるし(験)あり。たとへば、春たねをまきて夏よく養へば、必ず秋ありて、なりはひ多きが如し。もし養生の術をつとめまなんで、久しく行はば、身つよく病なくして、天年をたもち、長生を得て、久しく楽まんこと、必然のしるしあるべし。この理うたがふべからず。
万事において努力を続ければ必ず結果がある。
たとえば春にまいた種を、夏の間よく世話をすると、秋には収穫が多くなるようなものである。
人の健康も同じである。
養生術を実行すれば、健康で病なく過ごせ、長生きすることができ人生を楽しむことができる。
これは、必然であり疑いがない。