養生訓より 原文『養生訓』全巻青空のホームページ
灸する時、風寒にあたるべからず。大風、大雨、大雪、陰霧、大暑、大寒、雷電、虹*(こうげい)にあはゞ、やめて灸すべからず。天気晴て後、灸すべし。急病はかゝはらず。灸せんとする時、もし大に飽、大に飢、酒に酔、大に怒り、憂ひ、悲み、すべて不祥の時、灸すべからず。房事は灸前三日、灸後七日いむべし。冬至の前五日、後十日、灸すべからず。
灸をするときは、冷たい風に当たってはいけない。
大風・大雨・大雪・陰霧・大暑・大寒・雷電・虹などの時は、灸をしてはいけない。
急病のときは、それらに関わらずしてもいい。
満腹、空腹がひどいときや、酒に酔っているとき、悩み悲しんでいるとき、
その他不祥のときにはしてはいけない。
房事は、灸をする前3日、後7日はさけるのがいい。
冬至の前5日、後10日間はしてはいけない。
◎首筋の上部に灸をしてはいけません。
◎老人の灸はのぼせ厳禁です。(癇癪になってしまう)
◎肌の薄い部分、頭や顔や四肢のお灸は小さくすえる。
◎ながく患っている病人は気が弱くなっているので、もぐさは小さく(やわらかく)なものを用いることがポイント。
0 件のコメント:
コメントを投稿